「準高地トレーニングって効果あるの?」
そんな疑問にお答えするように平地と準高地を医科学的に比較する実証実験を実施し、
結果、以下の通り成果を得ることができました。
1日でも準高地で運動することで効果を上げることができるのか検証 ~ 準高地で高強度トレーニングを実施すると、 3日後の乳酸系エネルギーの発揮パフォーマンスが向上する。
・レースの3日前に水ヶ塚公園で400m走を15分間のインターバルを挟みながら乳酸系エネルギーを利用 する高強度トレーニングを行うことで、一時的にレースの記録を向上させる可能性が見い出された
・1泊2日で準高地トレーニングを実施した後の運動能力について検証 ・造血ホルモンの増加を認め、準高地での1泊2日の短期トレーニングでも内容次第では標高2,000m級でのトレーニングと同様の反応を促せることが判明 ・特に女性における赤血球の増加反応が良かった。
●準高地の定義
諸説有りまして明確な定義はないものと思われますが、当協議会では、標高1,000m程度~2,000m未満を「準高地(マイルドハイ)」と定義しています。*高地を2,000m以上と定義
●「準高地トレーニング実証実験を通じて、「トレーニング・マイルドハイ」「リビング・マイルドハイ」(準高地でのトレーニングと生活)が実現できる「準高地トレーニングの聖地」を目指します!」
【プロジェクトリーダー】
杉山康司 教授 (静岡大学教育学部保健体育講座 地域創造学環スポーツプロモーションコース)
【プロジェクトスタッフ(五十音順)】
内丸 仁 教授(仙台大学スポーツ健康科学実践機構)
辻川比呂斗 准教授(順天堂大学保健看護学部)
時野谷勝幸 研究員(筑波大学医学医療系)
長澤 純一 教授(日本大学文理学部体育学科)
長津 恒輝 (順天堂大学スポーツ健康科学研究科)
【研究協力スタッフ】
塩田 徹 教授(東洋大学経済学部総合政策学科)
鈴江 毅 教授(静岡大学教育学部養護教育専攻)
祝原 豊 准教授 (静岡大学教育学部保健体育講座 地域創造学環スポーツプロモーションコース)
※令和2年3月末現在
静岡県委託事業
令和元年度スポーツイノベーション推進事業 (令和元年度準高地トレーニング実証実験)
*尚、令和2年度も引き続き実証実験しています、報告はこのサイトで開示します
下記の説明用プロトコル図は上記PDFに含まれています。